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マンションのリノベーション工事⑤

2024年8月29日


マンションのリノベーション工事です。

★前回はこちら★

 

前回は壁の断熱の工程でした。

そして今回は、床についてです。

 

マンションで多いトラブルは

下階への音問題。

 

マンションの構造は

鉄筋コンクリート造(RC造)のため、

床、壁、天井はコンクリートになっており、

コンクリートを打設する前に、

予め配線も行ってあります。

 

古いマンションの場合は

このコンクリート床の上に

床材が直に張ってある「直床工法」が多く、

今回もそのようになっていました。

 

そのため、リビングと和室で段差ができており、

 

水廻りと廊下も段差がありました。

直床工法のメリットは天井高が

高くできることですが、

デメリットはこのように段差ができたり、

下階に音が伝わりやすいことです。

 

さて、今回のリノベーションで採用したのは

「二重床工法」です。

 

コンクリートの上に防振ゴムの足を立て、

その上に床下地パネルを敷いています。

床下地は強化高圧木毛セメント板で、

吸音、遮音効果が期待できます。

 

デメリットは床を上げるので

天井高が低くなり、

コストもかかります。

 

床下地は2枚敷いてあるのではなく、

細い材に足を固定し、

その上にパネルを固定しています。

 

床下地パネルの下に配管ができるので、

水廻りの位置の自由度が増します。

 

床下地⇒壁下地⇒下階へと音が伝わってしまうので、

床下地と壁下地は離します。

 

この上に仕上げの床材を張っていきます。

 

★次回へ続く★

橋本建設  スタッフ

橋本建設 スタッフ