家にできることって案外少ない①
2024年7月28日
写真の中の私は
いつも赤い顔をしていました。
2歳のときにアトピー性皮膚炎と診断され、
今なおアトピーと付き合っています。
顔、体が腫れ、
ガサつき、膿が出て、
いつも掻いていたので
手の爪は血だらけでした。
会う人会う人にかわいそうだと言われ、
自分はかわいそうな子なんだと思っていました。
皮膚科を回り、
どこへ行ってもステロイドを処方され、
塗り続けて腫れ上げっていく我が子を見て、
母親は皮膚科に行くことをやめました。
当時はインターネットなどで
情報を得ることができなかったため、
両親の職場の同僚や親戚など、
周りから得た情報で
漢方や馬油など色々試しましたが、
どれも改善はせず・・・
「これを飲んでアトピーが治った!」という
飲料水のセミナーにも行きました。
会場に入った途端、
場の異様な空気に圧倒され、
気持ちが悪くなりすぐに帰りました。
今思うと子供ながらに
宗教のように感じたのかもしれません。
アレルゲン検査では
ハウスダスト、ダニだったので、
畳と絨毯敷きの借家は
あまり居心地は良くなかったです。
日当たりはいい家でしたが、
室内は暗く、
じめっとした印象でした。
小学校2年生の頃、両親が家を建てました。
和室は1部屋になり、
他は無垢の木の床、
壁もビニールクロスではなく塗装で、
私のことを思って素材を選んでくれました。
アレルゲンとなるようなものを排除するため、
ペットは飼えず、
湿気の原因となるため
土がある観葉植物も置いてありませんでした。
そして・・・
引っ越して2年ほど経った頃から
体がパンパンに腫れ、
関節が曲がらなくなり、
一人で起き上がれず、
歩くこともできなくなりました。
なぜか掌、足裏、お尻だけは
症状がなかったので、
かろうじて座ることはできましたが、
小学校には行けず、
家でほぼ寝たきりの状態。
朝から晩まで働いていた母親は休職して
私の介護をしてくれました。
話の経緯からすると、
新居に引っ越して悪化したから・・・
家が原因じゃないの?
と思われたかもしれませんが、
違いました。
原因は食事でした。
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