橋本社長ブログ「子々孫々」

広島の饒津神社(にぎつ神社)の手水舎移設工事

2017年7月18日


ここ最近、神社仏閣の工事が集中しています。
本業は住宅の新築とリフォームなのですが広島県内の中でも指折りの大工集団を抱える橋本建設と自負していますのでこうした神社仏閣などの修繕工事などのお仕事も依頼されることもあります。
当社は宮大工を抱えているわけではありませんので本格的なお寺や神社の新築工事は害虫の大工になるので難しいのですが近隣の住宅だけでなく木造の建物の「かかりつけ医」の役目は我々技術のある工務店になりますね。
大手住宅メーカーや中堅ビルダーさんはできない仕事でしょうね。
さて、今回の饒津(にぎつ)神社の手水舎の移設工事ですが2年後に開催される予定の式典に向けての整備事業の一つです。
饒津(にぎつ)神社 手水舎
本来の饒津神社は原爆で焼失しており今の建物は戦後に建築されたものです。
饒津神社 焼失後の写真
写真のように原爆で神社、手水舎すべて焼失しております。
戦後の手水舎は階段を上がった上の段に新設されていました。
饒津神社 原爆の後
手水鉢は亀裂が入ったまま今日まで置いてありました。
それを今回の整備事業の一環で本来もとあった場所に戻す計画となったようです。
この手水舎、重さはいくらだと思いますか?
今回、活躍したレッカー車は広島でも数台しかない70トンの超大型レッカーを使用しました。
持ち上げてみるとはぼ5トン!今回つり上げのために組んだ鉄骨の井桁や補強の木材が約500キロなので本体は約4.5トンでした。
手水舎移設 にぎつ神社
しっかり補強をして鉄骨を固定しゆっくり、ゆっくり持ち上げます。
浮いた手水舎 レッカー
やっと持ち上がりました。
宙刷りの手水舎
空に浮いた手水舎を見ているとなんだか不思議な感じですね。
設置場所に到着 手水舎
塀を超えてもともとあった場所に向かっていきます。
天気も良く風もなくてよかったです!^^
手水舎 設置前
さてここからも緊張が続きます。
戦後に造られたこの手水舎ともともと設置されていた手水舎のサイズ、レベルが違うのできっちりはまるかとうか、スケールで図って入る事がわかっていても実際に入るまでは緊張します。
手水舎 レベル調整
片桐棟梁が手水舎のレベルを調整しています。
木材を切ると檜の香りがしてきます。(まだ木が生きていることを実感します)
手水舎 移設完了
無事一発で設置完了しました!
工事担当の藤林は工事前夜心配でなかなか眠れなかったようです。
しっかりと良い仕事をしてくれました!お疲れ様でした。
宮司様からも今回の空中移動して本来あった場所に手水舎が移動するのを見て感動しておられました。
我々も今回このような名誉な仕事に携われたことを感謝しております。
あ、本来は住宅の新築、リフォームが橋本建設のメインのお仕事ですのでよろしくお願いいたします。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・次回イベント・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
8月20日(日) 木工教室 木のティッシュボックスケースを作ろう! 詳細はHPにて!
是非お気軽に申し込みください!^^

代表取締役社長  橋本英俊

代表取締役社長 橋本英俊

月別投稿