橋本社長ブログ「子々孫々」

JBN全国工務店協会の全国大会IN福島2016に参加してきました

2016年11月18日


以前お知らせしていたJBN全国工務店協会の全国大会に参加してきました。
アストラムライン安東駅朝5時44分発の始発に乗りいざ福島へ!
移動時間8時間弱。さすがに腰が痛くなりますね。
会場に着いたのは開始30分前。運営スタッフが宣言の打ち合わせをしたいと到着を焦って待っていました。
昨年は名古屋で行われましたが今年は福島県のいわき市、スパハワイアンズリゾートで開催されました。
全国から500名以上の工務店の代表が集結。
大会初日は式典や基調講演を聞きました。
なんといっても今回のミッションは「地域工務店宣言」と福島の原発事故のその後の視察です。
一つ目のミッション、「地域工務店宣言」もなんとか無事に終わりました。(少----し噛みましたが)
宣言後に参加者から社交辞令でしょうがお褒めの言葉もいただきました。
会場の様子と緊張の宣言写真はこちらです。
JBN全国工務店協会 全国大会IN福島JBN全国大会「地域工務店宣言」
懇親会もたくさんお方と名刺交換をさせていただきました。
大会2日目はセカンドミッションの震災被害のその後の視察
観光バス7台が被災地と現状視察に回ります。
まず富岡町で津波の被害地域を視察。
最大20メートルの津波が襲った地域です。
富岡町 津波被害の爪痕富岡町 津波災害後汚染土の山津波の爪痕
5年たった今もそのまま残っている建物もあります。
電柱もぽっきり折れていますが土壁の日本家屋は奇跡的に残っています。
津波被害の大きかった富岡町を後に国道6号線を北上します。
まず驚いたのは放射能汚染が大きい「帰還困難区域」です
国道6号線は通行できますが滞在はできません。
歩行も二輪車も通行できません。
道や敷地の入口にはゲートがされています。鍵の番号は毎日担当者が変更に回っているとのこと。
建物や車も無事ですが全く人気がないゴーストタウン化しています。
コンビニもホームセンターも飲食店もそのままの状態です。
この地域はイノシシや犬、猫、ダチョウ、クジャクなど自然のものから飼われていたものまで野生化しているそうです。
飲食店やコンビニなどは食べ物や残飯を求め大量のネズミの巣窟で糞尿の匂いが大変とのことでした。
このエリアは住民の自宅への宿泊も禁止されている区域です。
国道6号線帰還困難区域
向こうに見える建物や学校らしきものすべて無人です。
北上すると原発が遠くに見えてきました。
ここでも多くの方が作業にあたられています。
福島原発1号機汚染土の山
いたるところに汚染土がもられています。
震災はまだまだ終わっていません。
最近はすっかり報道もしなくなりましたが、まだまだ、まだまだです。
一つ間違えればこんなに危険な原発をまだ動かそうとしていいのでしょうか?
高速道路標示 現在の放射線量
高速道路にはこんな標示版も。
聞くことと実際に見て感じることは大きな差があることを今回痛感しました。

代表取締役社長  橋本英俊

代表取締役社長 橋本英俊

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