今月のメッセージ

西日本を襲った豪雨は広島県の各地でも史上最悪の被害をもたらしました。

2018年7月17日


広島で注文住宅の新築・増改築専門に事業歴147年目を迎えた橋本建設㈱取締役会長の河井です。いつも応援していただきましてありがとうございます。

西日本を襲った豪雨は広島県の各地でも史上最悪の被害をもたらしました。

火山の国である日本は溶岩が風化した風化花崗岩(通称マサ土)で山々が覆われているため、ほとんどの地域において短期間に多量の雨が降ると地盤がゆるくなり、傾斜地は表面が滑りやすく、土石流となって下流の集落へ流れます。

このメカニズムに加え、桁外れの降雨量に自然処理能力が追いつかず、各地域で河川が氾濫してしまった事がこの度の大災害につながりました。

地震や津波そして台風など私たちの地域を襲う自然災害は過酷で深刻です。

地震対策では活断層を判断基準に対応をする事も出来ますが、豪雨による土石流についてはどうでしょう。

簡単な判断基準として山頂から45度の範囲に危険が潜んでいるといわれていますから覚えておいてください。

お住まいの場所が山間開発地の場合はその背後に控える山々の流域面積を考慮し、県や市が公表している災害マップなどで危険地域を把握しておき、避難命令等に早目に対処する必要があります。

しかし今回のように河川の排水処理能力を大きく超える豪雨には対応する手立てがなく、私達個々が自分の考えで危険回避を考える以外に方法がありません。

どのような判断がどの規模の自然災害に適切な対処と言えるかも漠然としたものです。

ですが、最近では数時間後の予報ならほぼ正確ですので、インターネット、テレビやラジオなどで現状と予測を確認し、手遅れにならないようご自身、ご家族の安全を第一に行動してください。

取締役会長  河井英勝

取締役会長 河井英勝

バックナンバー