木の欠点は克服できる
一般的に木材の欠点とされている点は以下の6項目。
我が国の長い木造建築の歴史の中で、それぞれに対処方法が見出され、補うことができるものです。
木は、確かに燃えます。しかし、詳細は後述しますが、実は火に弱いとは言い切れず、むしろ燃え残る部分が強度を保ち、構造材として適していると捉えることができます。 | 腐ることの大きな要因は湿度と温度。また木の種類によって腐りやすさも異なります。風通しなどを考慮し、適材適所に使い分けることで解決することが可能です。 | 湿度に応じて膨張収縮し、また木表側に反る癖があります。変化の程度や反る方向を見定め、梁や鴨居などは、むしろこうした癖をたくみに利用した使い方をします。 |
木材が乾燥して収縮する変化が大きく、そのひずみが至る所にでることで起こります。防ぐことは難しいといわざるを得ませんが、構造的な強度への影響はほとんどありません。 | 特に杉材は白い部分と赤い部分が顕著にあらわれます。経年で色違いも節もほとんど気にならなくなり、近年ではむしろ無垢材の特徴として楽しむ方も多くいらっしゃいます。 | 薬品による対策が一般的。ですが人体への影響も心配な上、薬品の持続効果は最大5年と言われており、その都度塗り直す必要があります。橋本建設では土台や大引などには防蟻性の高い檜を使用。さらに目視できる構造にすることで侵入を監視し、薬品に頼らない対策を施しています。 |