良質な家の構造
日本では広くて大きな家がステータスとされてきました。新築時のコストはもちろん、外壁や屋根、床の面積も広いため、その後のメンテナンス費用も膨大に。子どもたちが独立し、住む人数が減った時には空き部屋の維持管理も必要です。良材でしっかりとした家を建て、表面の仕上げにはメンテナンス費用を抑えることができる素材を選ぶことが、その後50年、100年と住み継ぐことが可能な「価値のある家」につながります。
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木造軸組工法
柱、横架材で構造を組む古来からの伝統的な工法です。壁、床で構造を組む「枠組壁工法」と比較すると間取りの自由度が高く、また、リフォームする際も間取りの変更も容易です。
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無垢の構造材
構造材には無垢材と、貼り合わせてつくる集成材があります。無垢材は伐採後も乾燥するに従って強度を増していき、手入れをすることで強度を保ち続けることを、歴史的建造物が証明しています。
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長期優良住宅・耐震等級3
橋本建設の家は耐震等級3の長期優良住宅です。耐震等級とは、建築基準法の耐震性能を等級1とし、その1.5倍の地震力に耐える性能です。長期優良住宅は耐震性の他に、劣化対策、省エネルギー性能等も求められます。
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タイトニック(金物)
構造材同士を接合金物で緊結する場合、木の乾燥・圧力によって木が痩せてナットの緩みが発生。座金にバネが入ったタイトニックは木痩せが起こってもボルトを締め付け、耐震力を維持します。
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ブレスターZ(金物)
筋交いに取り付け、金属の粘り強さをプラス。初期剛性の高さと、特殊なスリットで地震の揺れに耐えます。大掛かりなシステムに比べ、容易な施工でコストを抑えながら強さを得ることができます。
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自然通気工法(屋根)
住宅内である小屋裏空間にも屋根断熱を採用。ですが熱の移動がなければ断熱材が温まってしまいます。そのため断熱材の上に通気層を設け、上昇気流を利用して軒先から棟まで通気しています。