木と日本人のかかわり

橋本建設の家造り

木と日本人のかかわり

わが国は国土の2/3が森林です。
地球上で森林が占める面積は陸地約1/3ですから、わが国は森林国といえます。
そしてわが国は世界的に有数の木材消費国でありながら、その60%以上を外国からの輸入木材に依存しているのが現状です。

「State of worldws forests 1997」FAO
<国土に対する森林の占める割合>

今でも世界最古の木造建築物を有し木造建築の優秀さを誇っている国でありながら、現在の状態は輸入住宅に頼り、外国住宅の見本市を見るような実にさまざまな材料や工法で造られた家が普及してしまっております。
なぜこなような結果になってしまったのでしょうか。この原因はいろいろありますが、過疎や森林労働者の高齢化、伐採の不採算事情などが影響して木の価格が高いことが大きいと言われております。結果として国産の木材が売れにくく、林業活動が停滞し、行き詰まってきております。

しかし、木材は他の資源と違って再生可能な資源です。
計画的に植林し、育てることによって永遠に供給することが可能な、かけがえのない資源といえます。
このような視点で捉えますと、長野県が発想を転換し、緑のダム計画を推進したことは地球環境問題と木材資源の確保、水資源の涵養など数え切れないメリットを生んでくれるすばらしい転換だったと、私達木に係わるものとしては、賛辞を送りたい本当にうれしい方向の転換だと喜んでおります。
出来れば、多くの県が同じような考えに立ち、日本の森林資源をもっともっと活用するようになってほしいものです。

そして、木材を大量に使用する木造住宅につきましては、一時期の鉄骨プレハブやコンクリート製の住宅から「木の住まい」に見直しが入り、「木造りの家が復活しつつあることは、遅ればせながらよい方向に向かっていると思います。

2008.8 文責 河井 英勝